月の綺麗な夜に。

普通の日は私はいつも留守番。
大体は寝て過ごす。


みんなと顔を合せるのは、大体が晩ご飯の時なのだが、全員が揃ってご飯を食べるのはなかなか無い。



全員が揃って、ご飯を食べるのは久しぶりみたいだが、ようやく全員を認識した。

ちゃんと挨拶しないとね。
だって今までちゃんと挨拶出来なかったから。



『よろしくお願いします!』





「な〜に?改まって!」


笑いながら洋子ちゃんが言うと、



「かわいいやっちゃな。」


卓也ちゃんが答える。



頭をなでられながら、私ももう家族なんだな〜と少し安心した。



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