月の綺麗な夜に。

出産


別に何をするでもなくて、河川敷で遊んだり、ごろごろ寝たりして過ごす。


やっぱり春先は恋の季節。

ただの友達みたいだったのに。





妊娠したみたい。

相変わらず私は家とこちらを行ったり来たりしていた。


洋子ちゃんが、

「チャゲ、お腹大きいんじゃない?」

と言っていた。

私は、

『頑張って産むから、お願いします。』

と頭を下げた。


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