月の綺麗な夜に。

『う〜っ、お腹いたい。』


私が苦しそうにしてると、お母さんは気がついたようで、押入れの中に寝床を作ってくれて、

「がんばってね。」

と声をかけてくれた。


『ありがとう。お母さん。』



「チャゲは?」

洋子ちゃんの声が聞こえた。

おかえりっ!って今日は行けないの。ごめんね。
私、頑張るから!

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