あなたがくれたもの



それから私はバイトに出かけた





―――カランカラン



『お久しぶりです』



『久しぶり。雨音』


雅さんは微笑んで裏口に行ってしまった


『でも久しぶりじゃあないか』


雅さん私に合わしてくれたんだ



『雨音今日は客少ないから』


また珍しく今日は三組だけだった

明日明後日は満員だけど


『わかりました』


私はグラスを片付けたりした



『雨音明後日入れるか?』


明後日はお父さんの誕生日


『すいません。明後日は用事あります』


本当に申し訳ない。こんなに良くして貰ってるのに
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