あなたがくれたもの
『―――わかってるけどなぁ』
先生があんなこと呟いていたんて私は知らなかった
『雨音。今日は疲れてるから帰れ』
雅さんは心配そうに私の顔色を見てくれた。
『今日は本当にすいませんでした。グラス代は給料から出してて下さい。』
『気にするな。たかがグラスだ それより雨音が怪我しなかったことだけが良かったよ』
相変わらず雅さんは優しい
『そうだぞ♪雨音』
『先生またきしょく悪い笑顔してるんですか?』
しまった!!!
そう思う時には言ってしまってた
『雨音がなんで・・・』
その声は雅さんだった。