あなたがくれたもの
私はそれだけ言ったら急に回りが静かになった


『―――雨音?』


絵美は私の顔色を見ながら言った


『絵美さぁ〜今までさんざん坂本千夏さんけなしてたけどあんたいえんの?
それに私バイトやらなんやらで忙しいし
せっかくやってくれんのに』


きっと私の顔は今怒りでいっぱいだろう


『だって卓が・・・』


『は?あんたの方が意味不明やよ 卓も卓やね?そんなに坂本千夏さん嫌いか?あんたら何様?』


私はそれだけ言うと


『雨音俺は・・・坂本さんに迷惑かと』







―――バン!!!

私は近くにあった机を蹴った。


『黙れ。とりあえず坂本千夏さんと小池春さんに謝れ』


私は二人を睨んだ。
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