あなたがくれたもの


まるで子供をあやすみたいに優しく優しく
















それから泣き止むまで先生は背中をさすってくれた














『―――先生?




ありがとう』













きっと今の一言はちゃんと私も本物の笑顔で言えたと思う。









でもね?先生私もぅ無理なんだよ









『いつでも泣きたい時は此処にこい』












先生は優しいね?










『藍澤・・・人生楽しめ』
















『―――ごめんなさい。それは出来ない』











私は屋上から飛び出した






私は許されない過去があるから
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