あなたがくれたもの
『先生はなんであんな所に?』
先生は少し哀しい目をしていた。
『・・・たまたまだ』
『嘘だ』
先生はビックリしていた
私もビックリした
まさかこんなこと自分が言うなんて
でも先生は私の頭に手を置いて優しくささやいた
『藍澤にはばればれか』
『先生は私とおんなじ。だからわかる。』
先生?だからそんな目しないでね
『ありがとう』
先生はニコッと笑ってくれた。本物の笑顔で
なんでだろう。心が痛い。
涙が止まらない
雨で流したはずなのに
まだ出るなんて不思議