待ち受けカノジョ。
シャワーの音。

ミナミさんを待つオレは、裸でラブホのベットに寝転がってる。


いつからこんな関係だったっけ。

もう2年くらい経ったかもしれない。


「順クン…」


ミナミさんの熱い体が絡みついてきて、オレの唇をふさいだ。


今夜もオレは、この人の“おもちゃ”になる。


「あっ、もっと、そこ…」


ミナミさんの白い肌が、オレの動きにピクッと反応する。


求められれば応じるけど、自分からは求めない。


「ああっ、順クンっ…!」


そうでもしないと


心が壊れてしまうから――


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