待ち受けカノジョ。
ベットのそばに不自然な体勢で立つ、携帯を持った森田サン。


目線を落とした先には…


胸をむき出しにされた、奈緒。


「な、何やってんだよ!?」

「あー、なんだオマエかぁ」

怒鳴りつけるオレに、慌てる素振りもなく平然と答える森田。


オレはズカズカと歩み寄って、奈緒のはだけた胸にバッと布団をかける。


「何考えてんだよ、アンタ!」

森田は薄笑いを浮かべて言った。

「おいおい、そんなデカイ声出したら誰か来ちゃうだろ?まぁ、もう証拠写真は撮ったからいいけどね」

「証拠写真?」

自分の声がワナワナと震えるのが分かる。


「友達とさ、かけてたんだよね~。『処女の女子高生の乳首は何色か?』ってね」

「くだらねー事してんじゃねーよ!」

怒鳴りつけるオレにかまわず、森田は薄笑いを浮かべながら話を続ける。


「オレは黒で、友達はピンク。正解は…」

「だまれ!!」
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