待ち受けカノジョ。
―――
始発に乗り込み、電車に揺られて2時間。
街を過ぎると、窓の外にパアッと海が広がった。
「海だっ!!あっ…」
携帯から奈緒のデカい声。
ふふっ。
たまたま人が周辺にいなかったから、ぎりぎりセーフだね。
首からぶら下げた携帯を覗き込むと、奈緒が満面の笑顔でピョンピョン飛び跳ねてる。
うっかり叫んじゃうくらい喜んでくれて、良かった。
一緒に海に行く予定だったらしい森田の事を思い出させてしまうかと思ったけど、その心配もなさそうだ。
なつかしい駅に降りて、深呼吸。
潮のにおい。
海から吹く心地いい風。
ザザァッと繰り返す波の音。
うん!
やっぱ、海はサイコー!!
しばらく海岸線を歩くと、砂浜の方から両手をブンブンと降るヤツの姿が見えた。
「おーい!順平!!」
「おおっ!悠人ー!!」
階段を駆け下りて砂浜をダッシュ!
「順平、3年ぶりだな!」
真っ黒に日焼けした悠人が、白い歯をギラッと見せて笑う。
「ごめんな、全然来なくて!」
ガシッと抱き合う男2人。
始発に乗り込み、電車に揺られて2時間。
街を過ぎると、窓の外にパアッと海が広がった。
「海だっ!!あっ…」
携帯から奈緒のデカい声。
ふふっ。
たまたま人が周辺にいなかったから、ぎりぎりセーフだね。
首からぶら下げた携帯を覗き込むと、奈緒が満面の笑顔でピョンピョン飛び跳ねてる。
うっかり叫んじゃうくらい喜んでくれて、良かった。
一緒に海に行く予定だったらしい森田の事を思い出させてしまうかと思ったけど、その心配もなさそうだ。
なつかしい駅に降りて、深呼吸。
潮のにおい。
海から吹く心地いい風。
ザザァッと繰り返す波の音。
うん!
やっぱ、海はサイコー!!
しばらく海岸線を歩くと、砂浜の方から両手をブンブンと降るヤツの姿が見えた。
「おーい!順平!!」
「おおっ!悠人ー!!」
階段を駆け下りて砂浜をダッシュ!
「順平、3年ぶりだな!」
真っ黒に日焼けした悠人が、白い歯をギラッと見せて笑う。
「ごめんな、全然来なくて!」
ガシッと抱き合う男2人。