待ち受けカノジョ。
滝のような雨が轟音を上げて地面に落ちる。

狂った川の流れのような道路は、人を受け入れるのを拒んでいるようだ。


店の軒下で携帯をそっと開くと、肩で息をしてる奈緒が見えた。

何も言わずにバックの中に入れる。


いくぞ!

豪雨の中に飛び出した。

この近くにもショップがあったはず!
< 288 / 321 >

この作品をシェア

pagetop