待ち受けカノジョ。
いつバレた!?
心当たりが無い。
だいたい、自分でも奈緒が好きだっていう気持ちを自覚したのは、ついこの間だし。
だけど、
だけど奈緒は……
下を向くオレに、隣にいる桃香ちゃんが頭ごなしに言った。
「前から好きだったんでしょ?奈緒のことが!」
「えっ?前から?」
思わず言葉が漏れてしまった。
「そうだよ!桃香見たもん。高1の時、廊下で奈緒が持ってた本、持ってあげたでしょ?」
ああ、そういえばそんな事もあった。
他の子も桃香ちゃんに続く。
「帰る時、いっつもダサ井がいるクラス、絶対チラ見してたじゃん」
そうだっけ?
夏休み一緒に買い物した子も責める。
「覗き見防止シート貼っててもさ、正面から見えるんだよ?待ち受け、ダサ井にしてたでしょ」
みんなが一斉に、大きく首を縦に振る。
あら…見えてたのね。
「僕も見ましたよ、それ」
ええ、平石まで?
シュンと首をすぼめるオレに、千夏が追い討ちをかける。
「なぉタンもブログに書いてたじゃん。…ね?自分からバラしてたんだよ?」
確かに…
心当たりが無い。
だいたい、自分でも奈緒が好きだっていう気持ちを自覚したのは、ついこの間だし。
だけど、
だけど奈緒は……
下を向くオレに、隣にいる桃香ちゃんが頭ごなしに言った。
「前から好きだったんでしょ?奈緒のことが!」
「えっ?前から?」
思わず言葉が漏れてしまった。
「そうだよ!桃香見たもん。高1の時、廊下で奈緒が持ってた本、持ってあげたでしょ?」
ああ、そういえばそんな事もあった。
他の子も桃香ちゃんに続く。
「帰る時、いっつもダサ井がいるクラス、絶対チラ見してたじゃん」
そうだっけ?
夏休み一緒に買い物した子も責める。
「覗き見防止シート貼っててもさ、正面から見えるんだよ?待ち受け、ダサ井にしてたでしょ」
みんなが一斉に、大きく首を縦に振る。
あら…見えてたのね。
「僕も見ましたよ、それ」
ええ、平石まで?
シュンと首をすぼめるオレに、千夏が追い討ちをかける。
「なぉタンもブログに書いてたじゃん。…ね?自分からバラしてたんだよ?」
確かに…