待ち受けカノジョ。
カチカチカチ……


今、時計は夜中の2時をまわったところ。


ぜんっぜん寝れない。


慣れないベットのせい?


イヤイヤ、寝れないよ。

こんなワケの分かんないことが起きて、寝れるかっつーの。


棚の上に置いた携帯をチラ見する。

奈緒はよく寝れるなぁ。

さっきはあんなに泣きわめいてたけど、意外にたくましい子なのかもしれない。



カーテンの隙間から、星がチカチカ輝いて見える。


これからどうなるんだろう。

このまま、オレの携帯に奈緒がずっといたら…


イヤ。


イヤイヤイヤ。

そんなワケない。

そんな、ドラマやマンガみたいなこと。


そうだ、これは夢だ!

よし、寝よう。

ガバッと布団をかける。

寝てしまえ。

目が覚めたら「なぁんだ、やっぱ夢オチかぁ」って笑えるんだ…

< 37 / 321 >

この作品をシェア

pagetop