待ち受けカノジョ。


「あー、腹いっぱい!しあわせ~」

そうめんで腹を満たされた男は、

バタンと倒れてゴミだらけの床に横になった。


ああ、このお皿はいつ片付けるんだろう…


「さて。んじゃメールでも見るか!」

私の体が持ち上げられるように動いたので、滝山くんが携帯を手に取ったのが分かった。


ピッ

「えっと、由紀。『今日学校いないじゃん!』」

ピッ

「志音。『サボってんでしょ?』」

ピッ

「真保。『どこで遊んでんの?ウチも行く!』…あーこんなんばっか!」

ピッ

「恵。『こら!サボ順!』あ~もう、どーでもいいわ!ホントめんどくせー!」


その後、20通くらい見続けた。

やっぱり私にも見えてしまうワケだけど、滝山くんの言う通り、ホントどーでもいい内容。

ケガで入院してたのに、サボリだと勝手に決めつけられてるこの男…


ちょっと、カワイソウかも!!
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