それでも、いつか。



「ぬあぽ※○◆▽.jp?! 」



気づけば声にならない奇声と、回し蹴りを男にくらわせていた。


「ってぇ…」

男は体勢を立て直し、「ってぇな!」なんて怒鳴ってくるから、 私も野生の(?)血が騒ぐ。


「なによなによっ! いきなりキスしようとしたのはそっちでしょ!」

「はぁ?! 誰がこんな猿にすっかよ! 自分の 顔鏡で見てから言えブス!」

「なによこのムッツリ!」

「んだよブスブスドブス!」


私たちがキーキーギャーギャーウッホコウッ ホコワンサカワンサカ(?)言っているのを周りが唖然としていることにも気づかないくらい、頭に血が上った。


なんなのこいつ!





「耀っ!」




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