糖度∞%の愛【編集前】

次々と並べられる病気の情報は確かに間違っていない。


「でも、炭水化物量にあったインスリン量を打てば好きなものを食べられるってことも、沙織さんが好きなお酒も好きなだけ飲めるってことも、低血糖になっても糖分を口にすれば早いうちなら症状が改善されることもちゃんと勉強しました」



ごくり、と自分の喉が鳴る。



どうしよう。


今の今までコイツを恋愛対象なんて考えたことなかったのに、こんなにも私を理解しようと努力して、その上で告白してくるコイツの想いに既に鼓動が早くなっている。





「じっくり一年沙織さんのそばで仕事して、ずっと見てきて、ずっと考えて、IDDMのあなたのことを丸ごと支えられると確信したから、告白しました」




どくどくと、体中の血液が沸騰してるんじゃないかってくらい、身体が熱くなる。



この言葉は、私にとって最上級の愛の言葉だ。



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