糖度∞%の愛【編集前】
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早いもので、あの社内メールでの交際宣言(宣戦布告?)から3か月。付き合って4か月が経った。
食堂での件を知らなくて、あの社内メールで私と彼方の関係を知った上司や同僚から、からかいの言葉が投げかけられることがあったけれど、今ではもう落ち着きを取り戻し始めた。
私の身体のことを知る直属の上司からは、あの日に“いいオトコ捕まえたな”とお褒めの言葉をいただいたっきり、今まで通り何も変わらず接してくれている。
あの日から変わったことといえば、彼方は私たちの部署からシステム開発部に異動になり、それは私との関係が公になったからというのもあるけど、事実上の昇進だった。
彼方はエリート街道まっしぐらだ。
私がこうやってコツコツ溜めていってる実績を、あっという間に抜かしていってしまうんだからもう言葉も出ない。
それでも彼の昇格に納得できてしまうのは、彼方が仕事に対しても何に対しても真摯で真面目に取り組んでいることを誰よりも近くで、見てきて知っているからだ。
「ダーリン、あっちでも優秀みたいだね」