にばんのしあわせ②





「なあ…透…」


スヤスヤ眠る彼に問いかける


「キス…してい…?」


聞こえてるはずのない彼に問いかける


黙ったまま、私は彼の唇を初めて奪えた


けど、罪悪感の方が強くなって


「ごめん…透…」


自ら謝ってしまった


涙が溢れて窓側の席の私は窓の方に


向き直した





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