小悪魔がーると吸血鬼


『そっか…良いんじゃない?たまにはかなから好きになるのも…』

好き?
なぜかその言葉を聞くだけで胸が苦しくなった

『もう!かなどうしたの?らしくないな?』

泣いていた…
知らない内に目に涙がたまってあふれだしてきた。止まらない。

『愛…苦しいよう…涙が…止まらない…』

『よしよし…』

愛が抱きしめてくれた
いつも落ち着くのに…今はなぜか、落ち着かない
落ち着かない…

というか、切なかった



< 29 / 54 >

この作品をシェア

pagetop