【短編】好きだよん
「幸、昨日もあゆたくん来てたよ」
学校に着くと、有理が言った。
「そう」
私はそう言い、椅子に座った。
「なんで、一緒に帰らないの?」
「帰れないの」
私は言った。
「あゆたくん、このままだと誰かに取られるよ」
有理は言った。
「えっ?」
「あゆたくん、すごいモテるんだよ。同い年からもモテるけど、先パイからもモテる」
「そうなんだ」
やっぱりね。
そんな感じがしてた。
だって、可愛いもんね。
「好きなんでしょ?」
私は頷いた。
「だったら、ちゃんと気持ち伝えなきゃ」
そうだよね。
あゆたは、私のこと好きだって言ってくれたもんね。
あの言葉、信じていいんだよね?
あの言葉に、嘘はないって信じていいよね?
学校に着くと、有理が言った。
「そう」
私はそう言い、椅子に座った。
「なんで、一緒に帰らないの?」
「帰れないの」
私は言った。
「あゆたくん、このままだと誰かに取られるよ」
有理は言った。
「えっ?」
「あゆたくん、すごいモテるんだよ。同い年からもモテるけど、先パイからもモテる」
「そうなんだ」
やっぱりね。
そんな感じがしてた。
だって、可愛いもんね。
「好きなんでしょ?」
私は頷いた。
「だったら、ちゃんと気持ち伝えなきゃ」
そうだよね。
あゆたは、私のこと好きだって言ってくれたもんね。
あの言葉、信じていいんだよね?
あの言葉に、嘘はないって信じていいよね?