スーパーフォアと生徒会長
「あの女の子に一目惚れしたんですよ」

「一目惚れだとぉ??」

「はい」

「俺が、あの子に?」

「はい」

「……」


一目惚れって…、これが恋するって感覚なのか?

いやぁでも!!そんなものがあんなよくわからないキッカケで、こんな簡単に、しかもあんな変な子に芽生えていいものなのか!?


「一目惚れなの…かな、よくわかんねぇ」

「まぁ一目惚れかどうかは置いておくとして、そんなに気になるならもう一度会いに行けばいいじゃないですか。
放課後の明日香に単車で行けば、きっとまた出てきますよ!」


そうか。

確かにあの子なら、バイクで乗り込めば何度でも出てきそうだ。


「け、けど会って何を言えばいいのだ?」

「そんなに意識しなくても、普通にしてれば何とでもなりますよー。幸大くんらしくないなー」

「そんな…簡単に言うなぁ」


*田中幸大は時々ヘタレになる。
もちろん山田雄輝もそれを知っている。


「うーん、仕方ないですねぇ…」


……




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