現代科学の恐ろしさ。
そんな日常的な一人妄想にふけっていた時・・・

『ぉはよタクヤ君!』



きた・・・間違いない!昨日受話器の向こうから聞こえてきた声・・・カナちゃんだ!

タクヤは冷静を装い静かに口を開いた・・・


やっぱ塩かい?


『え?塩・・・』


いや・・・なんでもない・・・おはよう

『変なの。あ!昨日のことは二人だけの秘密だよ』


あ・・・あぁ・・・当然だろ。

『じゃあ後でね』

はい。

なんであんなに普通なんだ・・・女って解らないな・・・

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