手と手。


それが日向だった。



いつもメールしてた日向わ
優しくて,強い男のコだった。



あたしにとってわ兄ちゃんみたいな人だったんだ。



だから言えた。



あたしが初めて見せた弱みだった。

それを日向わちゃんと受け止めてくれた。


『死んじゃいたい…』



あたしが送った力ないメール。


『どうした??』



日向わあたしの話を聞いてくれた。




全部話したのは多分日向だけ。


嬉しかったコトも
悲しかったコトも
怖かったコトも


全部知ってるのわ日向だけ。



日向はいつも
あたしの欲しいコトバをくれる。


励ましてくれたり
なぐさめてくれたり
そっとしててくれたり


お世話になった人だ。




日向は言ったんだ。



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