最弱!?なカレ
ちょっとよく言ってる意味がわからないんですが…
まぁそこはスルーしよう…。
「あのー、あなたのお名前は?」
助けてもらったんだもん。
名前くらい知りたいよ。
「オレは早河那月。とりあえず家まで送るよ。危ないからね」
「そ、そんな悪いですっ!大丈夫ですから」
「ははっ。敬語じゃなくていいよ。オレも1年だから」
ど、同学年ですと!?
「じゃあ送ってくから、家どこ?」
「み、南町……」
あたしはおどおどと答える。
「オレと一緒じゃん!!実家?一人暮らし?」
この人明るいなー。
わざとかな?
見た感じ、こんなに話す人とは思えない。
「一人暮らしだよ。あ、あのさ…喋るの無理しなくていいから」
「え?」
那月君はきょとんとした顔をする。
あ…失礼だったかな?
「いや、その…えっと」
「わかる?」
那月くんは眉を八の字にし、困った顔をする。
え……