最弱!?なカレ
「ふーん。じゃあ明日も食べに来ていい?」
那月君は笑みを浮かべる。
「いいよ」
あたしは迷うことなく即答。
「おまえ、オレが男だって思ってねーわけ?ガード緩すぎんだろ」
那月君は呆れた顔をする。
「そ、そっちが言ってきたんじゃない!って…きゃ」
そう言った瞬間、あたしは那月君に押し倒された。
「断るとか出来るだろ?おまえスキ多すぎ。簡単に襲えるんだけど」
真剣な眼差しで言う。
「那月君はしないよ。そんなことしない。あたしわかる」
そんな強がりなセリフを言いながらも、体は正直で震えてしまう。
「……煽るなよ…」
「へ?」
那月君はあたしから離れ、またご飯を食べ始める。