天気雨
春休みが終わると、私の東京出発の日がやってきた。

無人駅のホームまで、彼は見送りに来てくれた。

待ってるから、彼はそう言ってくれた。

あまりに嬉しすぎて泣き虫の私は涙を流しながら微笑んだ。
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