天気雨
嬉しかった。彼が私の事を覚えていてくれただけで。

でも、もう四年も待たせたのだ、これ以上彼を待たせるわけにはいかない。

これ以上私の勝手で彼を苦しめてはいけない。

もう、決めた事なのだ。
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