天気雨
私は理由を話し終えると、仕事があるから、と嘘をついて駅へと向かった。

彼が幸せになるためにはもう私は必要ないんだ、そう自分に言い聞かせながら。

すると、後ろから彼の声がした。

これまでありがとう、幸せになれよ
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