天気雨
彼が辛い思いをして、厚い雲で隠れてしまう前に、私は彼の前から去ろう。

辛いけれど、彼にはずっと輝いていて欲しいから。

彼が輝いてくれる事が私にとっての幸せだから。

知らぬ間に大粒の涙が頬をつたっていた。
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