天気雨
そして、君は仕事があるからと言って駅に向かって歩いていった。

もうこの町に戻って来ないとでも言うように、真っ直ぐと駅へと向かっていく君。

徐々に離れて行く二人の距離。

俺は無意識にその後ろ姿に叫んでいた。
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