Tenjin graduation
入ってきたのは、ご存知流血こそ我が人生、吐血博士。

「危ないだろう吐血博士!入室にはノックぐらい基本だ!」

くわっ!と目を見開き。

「これは爆発する薬品だから!」

はいはい、こっち見んな。

「ストロマ、お前何をしている。卒業式には出席しないのか?」

吐血博士は詫びもせずに入室してくる。

「卒業式?フン…」

試験管片手にボサボサの髪を掻き揚げ、ストロマはせせら笑う。

「そんな称号に何の意味がある?我々にとって真の意味での栄誉は」

ストロマ、読者目線!

「己の研究が世界を驚かせる事のみ!」

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