Tenjin graduation
しかし、そんな教頭の頭に。

「いい加減におし!」

舞台袖から飛んできた、必殺のブーメラン杖!

「あいたっ!」

壇上に立っていた教頭が声を上げる。

「悪戯にしてはちょいと性質が悪いんじゃないの?」

そう言って壇上に現れたのは、何と教頭。

壇上では、二人の教頭が向かい合う形に。

卒業生達が騒然となる中。

「オイタが過ぎると卒業取り消しにするよ?ねぇ、雲雀ちゃん?」

教頭はクスッと笑った。

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