SpringLove ~桜みたいに甘い恋~
さっそく今日の放課後から実行委員の集まりだった。
あたしたち4人は4階の多目的ホールへ向かった。
ガラガラッ
「こんちわ!」
泉君が生き良い良くドアを開けた。
なに?あれ。
女の子の…かた…まり?
「さっそく女子に囲まれてんな」
心があきれたような顔でぼそっと呟いた。
「洸!十哉!」
泉君はその二人を呼んだだけなのに女の子全員がこっちを向いた。
まるで自衛隊さんみたい。
ただ黙ってたってただけのあたしと千昌。
なのになんであたしたち…この子たちに睨まれてるの?
ほんと女子ってよくわからない。
ほら、心と泉君が佐久間洸と川瀬十哉にかけよったら笑顔になる。
「海優、あっちすわっとこ」
千昌がいつもの笑顔で言った。
「うん」
とりあえずあたしたちは目立たない隅っこに座った。
そのころあちらでは…
「あの子たちは?」
洸が千昌と海優のほうを指差した。
「あぁ~千昌と海優ちゃん?あいつら男興味ないからよってこないよ」
泉が髪の毛を右手でかきあげた。
「特に海優なんかちょー人見知りだしなっ」
心が鼻で笑った。
「へぇ~」
「でもさぁあの子たちも囲まれちゃってんじゃん…」
今度は十哉が海優と千昌のほうを指差した。
そう、あたしたちいま知らない人たちに囲まれています!?
名札をみると…3年生。
「おぉ1年生?」
「名前は名前は?」
もぉーうっとしいなぁ。
あっちいけよぉ。
「海優ちゃんのいやそうな顔といい、千昌の愛想笑いといい…かわいいなっ」
泉の八重歯がまた見える。
「しゃぁーねぇ、助けてやっか」
心が人差指で鼻の下をこすった。
はやくだれかたすけてよぉ…
「あのぉちょっといいっすか」
心がきて、
「こいつら…おれらといっしょにいたいみたいなんですよぉ~」
泉君も。
「いくぞ海優。泉!藤岡を…」
あたしは心に手をひかれて、
「おう。千昌おいで」
千昌も泉君に手をひかれていた。
わぁわぁわぁ…
あたしたちはひかれるがままについていった。
とりあえず…助かった。
よかったぁ二人が来てくれて。
あたしは千昌と目を合わせて苦笑いした。
「おぃ!なんでかってにふたりでいったりしたんだよ」
心…怒ってるよねぇ。
いつもより2倍は低い声。
ただでさえ低いのに…
「千昌も海優ちゃんもかわいいんだから気をつけないとだめだぞ!」
泉君のほっぺがふぐみたいにふくらむ。
あたしたち4人は4階の多目的ホールへ向かった。
ガラガラッ
「こんちわ!」
泉君が生き良い良くドアを開けた。
なに?あれ。
女の子の…かた…まり?
「さっそく女子に囲まれてんな」
心があきれたような顔でぼそっと呟いた。
「洸!十哉!」
泉君はその二人を呼んだだけなのに女の子全員がこっちを向いた。
まるで自衛隊さんみたい。
ただ黙ってたってただけのあたしと千昌。
なのになんであたしたち…この子たちに睨まれてるの?
ほんと女子ってよくわからない。
ほら、心と泉君が佐久間洸と川瀬十哉にかけよったら笑顔になる。
「海優、あっちすわっとこ」
千昌がいつもの笑顔で言った。
「うん」
とりあえずあたしたちは目立たない隅っこに座った。
そのころあちらでは…
「あの子たちは?」
洸が千昌と海優のほうを指差した。
「あぁ~千昌と海優ちゃん?あいつら男興味ないからよってこないよ」
泉が髪の毛を右手でかきあげた。
「特に海優なんかちょー人見知りだしなっ」
心が鼻で笑った。
「へぇ~」
「でもさぁあの子たちも囲まれちゃってんじゃん…」
今度は十哉が海優と千昌のほうを指差した。
そう、あたしたちいま知らない人たちに囲まれています!?
名札をみると…3年生。
「おぉ1年生?」
「名前は名前は?」
もぉーうっとしいなぁ。
あっちいけよぉ。
「海優ちゃんのいやそうな顔といい、千昌の愛想笑いといい…かわいいなっ」
泉の八重歯がまた見える。
「しゃぁーねぇ、助けてやっか」
心が人差指で鼻の下をこすった。
はやくだれかたすけてよぉ…
「あのぉちょっといいっすか」
心がきて、
「こいつら…おれらといっしょにいたいみたいなんですよぉ~」
泉君も。
「いくぞ海優。泉!藤岡を…」
あたしは心に手をひかれて、
「おう。千昌おいで」
千昌も泉君に手をひかれていた。
わぁわぁわぁ…
あたしたちはひかれるがままについていった。
とりあえず…助かった。
よかったぁ二人が来てくれて。
あたしは千昌と目を合わせて苦笑いした。
「おぃ!なんでかってにふたりでいったりしたんだよ」
心…怒ってるよねぇ。
いつもより2倍は低い声。
ただでさえ低いのに…
「千昌も海優ちゃんもかわいいんだから気をつけないとだめだぞ!」
泉君のほっぺがふぐみたいにふくらむ。