大好きな君と
明香の家に着き、インターホンを押す。

「はい?」

少しダルそうな声が聞こえてきた。
男っ!?

「あ、明香・・・居る?」

「あぁ・・・」

なにあれ?声的に私より年下だよね?
なんでタメ?先輩なのにっ。
ドアが開くとそこには、男の子・・・
黒いジャージを着ていて、私を足元から顔まで
じろじろと見てくる。

「・・・明香は?」

「居ないけど?」

「へっ?」

「いや・・・いない。」

「いるって!」

「居ないっつーの」

「居るんだってば!」

「うぜ・・」

誘われたのに誘った本人は居ないわけ?
おかしいよぉ・・・

私はバッグの中を手であさり、携帯を見つけ出す。

すぐ、明香に電話をする。
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