大好きな君と
すぐ、学校について教室に入り、私の隣の机には春登が居て、大事な事を思い出した。

あっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私・・・昨日勢いでスキっとか言っちゃってんじゃん?
恥ずかしいよ。

「おはよ」

春登の方から挨拶をしてきた。
私は目をそらし「はよ」と軽く挨拶をした。

机の横にスクバをかけ、携帯小説を読み始める。

少し春登が気になり、ちらっと春登の方を見た。
すると、目があって驚きですぐそらした。

こんなことは授業中なんどもあった。
目があって、逸らして。
の繰り返し。

授業がまともに頭に入らず、テストでいい点を取る事は無くなった。

席替えが待ち遠しくも感じた。
いつもは席替えしたくないって思っていた。

実は、席替えは一回だけしていた。
それで隣が春登ってわけ。

お弁当の時間。明香は居る訳もなく、圭吾もいなかった。

「昨日のアレ、本当だから」

「春登の人間違えじゃない?私好きになるわけないじゃん?」

真実を受け止めたくない、勝手に自分の事が好きなんて妄想しちゃだめだよ。

信じたくても、信じたくない。
恥ずかしいめに会いたくない。

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