大好きな君と
「春登・・・なにかあった?」

私は久しぶりに2人で帰っていた通学路で春登に問いかける。

「えっ?なにもなかったよ。」

春登はこちらを見るとニコッと最高の笑顔を見せた。
私はその笑顔にひきつられたんだね。

私は春登の手を取り、手をつないで夕暮れで赤染まる道路を一歩ずつ歩いて行った。

春登の手からはぬくもりが伝わってきた。

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