大好きな君と
ボールの数を数え、倉庫に直す。

男バスはもう帰っている。

「悠里先輩!一緒に帰りませんか?」

「帰り道どっち?」

「こっちですっ!」

「同じぃ~!一緒にかえろっか」

私たちはじりじりと暑い外を汗を流しながら帰り道をあるく。

「彼女いる?」

「いませんよ・・・」

「うそっ!モテそうなのに~以外」

「そうですか?」

私は右で隼人君がまっすぐ行く時、私たちは互いに曲がらずたむろって話していた。
どうでもいいことで話しがあい、おたがいに夢について語ったり、私の心の溝がだんだんと癒されて行った。

暑さに耐えられず、駄菓子屋でアイスを買い袋から出す。
瞬間的にドロッとして、ぬるくなった、アイスをほおばる。

「帰ろっか・・・」

午後1時に体育館を出たはずの私たち。

腕時計を見ると、時間は午後3じ30分。
2時間30分も隼人君と居た。

・・・浮気じゃないよね?

「はいっ!」

じゃぁねー

私が手を振りながら振り向くと、私の目の前に隼人君の顔があって、私はそのまま隼人君の力に逆らえず、暑い夏、キスをしてしまった。




< 66 / 84 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop