あたしからわたしへ







その日、あたしたちは名札交換をした。






一緒に帰った。







雄介はとてもあたしを大事に扱ってくれる。








話題も振ってくれて、飽きない。






寒空の中、白い吐息が姿を現して、








心はとても虚しかった。







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