あたしからわたしへ








クリップは残りピンクと青になった。







安中隼人は拾おうとしない。







あたしに拾えってか?!








とか思いつつ拾おうと手を伸ばすと、







安中隼人はあたしより先にクリップに触れた。






…?







嫌がらせか、とか内心思いつつ、安中隼人の顔を覗き込む。










「ほれ」








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