家出少女×俺様御曹司の偽装結婚ラプソディ*【完】
宣戦布告!?
「はっ!?え、ちょ、なんで翔が?!」
なんであたしの隣で寝てんのよ!?
「ん…おっは~羅夢…」
なんていいながら頬にキスを落としてくる。
「おっは~、じゃないでしょ?!なんでここにいんの?!」
一方、平常心でいられないあたしは翔を引っ剥がし、叫ぶ。
「だってあのあと一人で寝るのさみしかったし?」
「いっつも一人で寝てるでしょうがっ!!」
「まぁ、そう言うなよ。これからは一緒に寝るんだし。」
「はぁぁ?いつそんな事決めたの?!」
「だった今。ダブルベッド買う…」
「はぁ?え、ちょ、なんで…」
「俺が決めたのは絶対。決定。」
「はぁぁぁ…」
俺様炸裂。
「ん。でさ、羅夢に質問。今日は何月何日?何の日でしょうか?」
「えっと…今日は、1月8日…それが」
あたしはそれがどうかしたのと聞く前に重大な事に気づいた。
「あっ!!!今日ってもしかして…」
「そ。1月8日。今日は始業式~♪」
「きゃぁぁぁぁぁぁあ!!!」
翔のあり得ない一言にあたしの絶叫が響いた。