家出少女×俺様御曹司の偽装結婚ラプソディ*【完】
翔side
俺は俺の胸の中で眠る羅夢を見つめた。
なんでこいつうなされてたんだ?
あ。もしかして俺がとまんなくてイタズラしたやつか?
それとも昼間のあのクソどものせいか?
随分苦しそうだった…
怖かったって言ってたよな。
ったく…まだまだガキのくせして変な服きるからだ。
今度からは俺が買ってやる。
でも…そういうのじゃなさそうだったな…
どこかこう…思いだしたくなかったことを思い出してしまったような、そんな感じだった。
そういえば家出した理由を聞いてない。
もしかしたらそれが関係しているかもしれない。
でもそんなのはどうでもいい。
俺にできることは一つ。
こいつを守ること。
なにがあろうと、守ってやるー。
俺はそう硬く誓って眠りについた。