家出少女×俺様御曹司の偽装結婚ラプソディ*【完】
病院につくと翔はすぐにストレッチャーで運ばれて緊急治療室と書かれた部屋に入って行った。
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ランプが消えてお医者さんが出てきた。
「あ、あのう…」
「大丈夫ですよ。幸い、キズも浅いし。一週間も入院すれば、治りますよ。」
「よ、よかった…。」
あたしはその場にへたり込むように座る。
翔がいなくなったらどうしようかと思った。
目の前が暗くなって、何も見えなくなるほど怖くて。
ーーーーーガラララ
翔のいる部屋にはいる。
翔は、とても穏やかな顔で寝ていた。
「ありがとう。ありがとう。翔……大好きだよ。」
あたしは翔の手を握り続けたー。