家出少女×俺様御曹司の偽装結婚ラプソディ*【完】
「ん……」
「翔?起きたの?」
「羅夢…?」
「そうだよ。あたしだよ。」
いいながら、涙、とまんない。
「何ないてんだよ…」
「翔、ゴメンね。ひどいこといって。」
「いいんだよ…羅夢は、けがない…?」
「バカ。あたしなんてどうでもいいから、自分の心配しなよ。翔が守ってくれたからかすり傷一つ無いよ…」
「良かった。」
「バカ。バカ。お人よしすぎる。ホントに…」
「俺は羅夢を守るって約束したろ?」
「あ…そういやぁそんなこと約束した様な。」
「ひでえ。忘れてたのか?でも、約束が守れて本当に良かった。」
「ありがとう。 大好きだよ…翔。」
「あたりめぇだろ。こんな素敵な旦那様。」
「バカッ。自分でいうなっ。」
「だつてしょうがないジャーン。事実なのにー。」
翔がブータれる。
「でも…嬉しかった。
ありがとう。翔。」
「まぁな。」
そういって照れる翔。
翔ー。大好きだよ。