家出少女×俺様御曹司の偽装結婚ラプソディ*【完】
翔に引きずられるようにしてやってきたのはオシャレなジュエリーショップ。
やばい…高い。
「翔……あたしこういうの慣れてないし…」
「じゃあ、慣れろ。」
「……自己中…」
「ああ?なんか言ったか?」
ヒジョー二怖いんですけど…
「どれがいいか選べよ。どういうのがいいのかわからないから。」
「ど…どれでもいいの?」
「ったりめーだろ。俺は綾瀬グループの跡取りだぜ?」
そうだった…忘れてたよ。金持ちなんだよね。翔の家は。
「あっ。これ可愛いー!」
あたしが指をさしたのは、
シンプルなシルバーリングの周りにダイヤが数個ついてるの可愛いエンゲージリング。
「それがいいのか?」
「うん。」
そう言うと翔はにやっと笑った。
??????
なに?