【短】私の猫は発情期


ドキドキしながら教室を出ると、蜜はいつものように待っていてくれていた。

急いで蜜に駆け寄る。

「お待たせ。ゴメン待った?」

「大丈夫っ!行こ~」

機嫌もなおったみたい。

よかった。

機嫌がコロコロ変わるところも猫っぽいな。

指を絡めて蜜の家まで歩く。

「着いたよ~」

小さなアパート……

「えっと、蜜ってさー」

「独り暮らしだよ。
言ってなかったっけ??」

「聞いてないよっ」

「あれー?先輩2人っきり
嬉しくなーいー??」

不意に顔を覗かれて
おもわず顔が赤くなる。

「あはは!先輩かーわい♪
まぁまぁ、何のお構いも出来ませんがどうぞ~」


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