【短】私の猫は発情期


「お邪魔しまーす」

おぉ?
蜜の事だからグチャグチャだと思ったら案外スッキリしている。
しかも部屋中から蜜の匂いがして、なんか落ち着く…

「ちょっとあんま見渡さないでよ~汚ない?」

「んーん。逆。綺麗だからビックリしてる」

「ひどいなぁー。
俺だって片付けくらいするよ?それより!!そんなとこいないで、こっち来てー」

自分の座っている隣をトントンと叩く。
素直に隣に行き座ると、蜜がいきなり抱きついてきた。

「ちょ////////」

「やっとイチャイチャできるね?」

耳元で囁かれて頬にキスを落とされる。


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