【短】私の猫は発情期


急に真剣な眼差しで見つめられて一気に顔が熱くなるのが分かった。

こうして見つめられた後にはいつも…

ーーーちゅぅ

蜜からのキスがある。

でも今日はいつもと少し違う。

……………長い!

流石に苦しくなってきて蜜の胸をドンドン叩くと、やっと離してくれた。

「はぁー…はぁー…
蜜っ…どうしたの?」

「若菜先輩が悪いんだよ。」

蜜は呟いて私の首に顔をうずめて吸い付いた。

「えっ!ちょっと!蜜?!」

私が声を荒げると満足気な顔で顔を上げてきた。

「ごちそーさまっ」

機嫌は直ったみたい。
良かった。…ん?ごちそうさま??何が?

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