３人の王子様

…シーン



「誰もいねーか。」


風呂 風呂っと…



俺はそそくさと歩きまわって

風呂を発見した。



「案外広いんだな、ここの寮…」



風呂も広かったりして。



ーバサッ


俺は上半身だけ脱いで


風呂の中を見ようと

ドアを開けた。


ーｶﾞﾁｬｯ





「…え？」





『……え？』




ーﾊﾟﾀﾝ。



そしてゆっくりと

ドアを閉めた。




『……』


俺の思考回路が停止した。




「きゃあああああッッ」



ビクッ

『うわっ！え？はっ？』



お、女…


今、女いた…よな…？



…いた…。




『す、すまん、見るつもりは…』




「だ、誰ぇ！？」




『あ…今野だけど…。

まじでゴメン！その、あんま見てないから…』



俺はテンパっていた。




「ほ、ほんとに見てない！？」



「お、おう…」



見てない…


少ししか。




よく見えなかったけど


可愛いかったかも…



こいつも寮お世話なってんのか？



あーあ…

裸…

見ちゃったよ…