3人の王子様
チャンチャカチャカ~♪
私がため息をつくと、
再び携帯が鳴りだした。
今度は誰…
ーピッ
「はい…もしもし?」
『モッスィ~?あ、俺は七瀬蓮と申しま~す☆』
「……」
誰だよ!!
何かチャラチャラしてそうだなぁ…
「あの…ごめんなさい、誰でしょうか??」
『今日から寮に入る予定なんすけど~』
「え…
ハアアアアア!?
嘘おー!?」
『マジ。ちゃんと許可とったよぉ?』
「あ、そ、そう、な、え」
『オバサン声の人に娘に世話してもらえって言われたからさ、
じゃーヨロシクね☆』
ープープーッ…
「一体
な、なにが起きてるの…」
ここの寮に二人も?
住むの?
一緒に?
考えただけで
私は顔が青ざめていた。
ーチャンチャカチャカ~♪
「!?」
ビクッ
ま、まさか…
もう1人なんて…
そんなことある訳…
うん、ありえない。
…ピッ
「はい、もしもし」